Analogue Foundation

アナログは未来

アナログの概念を再解釈し、未来へつなぐ
旗印をデザインする

Analogue Foundationは、記憶に残る体験創出とアナログサウンドの探求を目的に始まった、オーディオテクニカ発のグローバル・プロジェクトです。共通の価値観で繋がったファウンダーには、D’AngeloやErykah Baduのエンジニア/プロデューサーとして著名なRussell Elevadoと、Patti SmithやJean-Luc Godardとのコラボレーション作品で知られるサウンドアートユニットSoundwalk Collectiveが名を連ねています。私たちはAnalogue Foundationのヴィジュアルアイデンティティをデザイン。シンボルとなるロゴマークはフライヤーからWebサイト、プロジェクトのキーアイテムであるグローブトロッター製のリスニングステーションなど様々なところで展開されています。

cl : 株式会社オーディオテクニカ

ハイファイサウンドシステムを取り入れたロンドンでのポップアップイベントや、南米のアマゾンとNYを音でつなげるプロジェクトなど、世界中を旅する様にプロジェクトは展開されています。

日本に伝わる感性を融合させたロゴマーク

Analogue Foundationは音を主軸に五感を通して人々の記憶に残る体験や、未来に残したい有形・無形のものを創造する活動をおこなっています。ロゴマークの制作過程で様々なデザインパターンが検証されていく中、私たちはアナログに宿る人への想いと日本に伝わる禅や人を重んじる心は互いに共鳴していると考えていました。また、日本発のブランドAudio-Technicaを中心とし、Russell Elevado、Soundwalk Collectiveの3名のファウンダーからはじまる物語を大切なファクターとしています。

アナログという非常に感覚的なテーマを中心に据えた本プロジェクト。シンボルは直感や人の感覚を大切にし、たくさんのインスピレーションを形にしながら検討されていきました。

シンボルは扇をモチーフとしています。扇は日本に古くから伝わり、風を起こす道具として儀礼や芸能で用いられてきました。一つの点から音が広がるように描かれた3枚の扇は3名のファウンダーを象徴し、アナログの創造的な活動が広がっていくことを表現しています。

フィジカルなものづくりと
ストーリーにこだわる

デジタルコミュニケーションでは味わえない、フィジカルなコミュニケーションツールとして名刺をデザイン。紙は耳付きと呼ばれるものを使用し、印刷は伝統的な活字組版を用いています。10cmにも満たない名刺にもAnalogue Foundationのアイデンティティは宿っており、一つ一つの繊細で丁寧なこだわりが人の心に届くことを私たちは信じています。

紙を抄くと両端に不揃いな部分(耳)ができます。この部分は通常、印刷などの加工適性を上げるため、切り落とした状態で印刷されますが、紙自体の質量やストーリーを感じる様にあえて残し、この名刺の特徴としてデザインしています。

一つ一つの文字を組み合わせ作られる活字組版。デスクトップでつくる効率の良い文字組とは全く異なりますが、活字と活版印刷だからこそ名刺一枚一枚に微細な表情の違いが生まれ、人の手の魅力が伝わってきます。

クラフトマンシップが融合した、
Listening Station

「Listening Station」は、Audio-Technicaのオーディオコンポーネントを創業120年を超える英国の老舗ブランドGlobe-Trotterのトラベルケースにおさめた唯一無二のオーディオ・トラベルケースです。

精密な機器をイメージしたビジュアルを開発し、
ポスターやリーフレットを制作しました。

記憶に残るアナログ体験を
デジタルメディアで広げる

世界各国を巡るイベントやインタビューを掲載するオフィシャルサイトを制作しました。ビジュアルと文章のみをダイナミックにデザインし、直感的に熱が伝わるメディアサイトを目指しています。

More Works