Audio-Technica

歴史と共に革新する

創立からの歴史と伝統を受け継ぎ、
未来を見据えて生まれ変わるCI計画

1962年創立、日本のオーディオ機器トップメーカーであるオーディオテクニカのCI計画。マインドアイデンティティから、コーポレートロゴマークや製品パッケージに至るヴィジュアルアイデンティティまで、多岐にわたる統括的なブランディングを担当しました。

cl : 株式会社オーディオテクニカ

様々なセグメントに分類される製品、それらをPRする様々な広告媒体、各種イベント、さらには全世界に展開する支社も含めた展開まで。ブランドの多岐に渡る活動領域を整理し、全てのタッチポイントを認識した上で、コーポレートアイデンティティの策定に取り組みました。

ブランドの魂を磨き、ブランド全体に届ける

ブランドアイデンティティについてのディスカッションは日本以外でもNYなど世界中の支社で行われ、多くの時間が費やされました。ブランドが培ってきた歴史から改めて思想や価値について導き出し、遂にアイデンティティは完成しました。私たちはVision、Mission、Sloganなど、これからの活動の指針をAudio-Technicaに関わる世界中の方々すべてに届けるためにプロジェクトを推進しました。

脈々と受け継がれるロゴマーク
時代に添いながら、日本のものづくり、日本の美意識の象徴として

創立当時から幾度の改訂を重ねながら受け継がれてきたロゴマーク。私たちはブランドの財産であるこのシンボルを伝統として受け継ぎ、改めて確かな技術と設計、精密·綿密な日本のものづくり、日本の美意識を感じる象徴として再設計しました。

創立当時から変わらない基本構造を継承しながら、新たなマークを開発

簡潔、綿密を圧倒的にこだわる

多岐に渡る活動領域において、ブランドコミュニケーションは多様化し、ブランドは常に複雑な状況をクリアにしていかなければなりません。その上で最もシンプルなコミュニケーションとしてのロゴマークには数多くの検証が重ねられました。

様々な可能性を見据えた検証を繰り返し、最適なバランスを設計。

日本では古くから用いられている、大和比(白銀比)を使ったシンボル設計。

ブランドの顔を正しく、新しく配置する

ロゴはブランドのコミュニケーション活動において、最も多く顧客が目にするものです。製品をはじめ、デジタル上から、フィジカル空間まで様々です。私たちは想定される最適なロゴの配置方法や大きさのイメージを検証し、策定しました。新しくロゴマークとロゴタイプをそれぞれ独立して扱う表現パターンを加え、状況に応じて効果的な訴求が可能となりました。

全世界共通のブランドガイドラインを策定

Audio-Technicaのブランドイメージを明確に世の中に発信するため、各国の従業員が自身のブランドアイデンティティを正しく理解し、使用できる全世界共通のガイドラインを策定しました。
ブランドのマインドやビジュアルアイデンティティ、さらには広告、展示会、お店など様々なタッチポイントへのロゴの掲出の使用方法が網羅されています。このガイドラインの完成をスタートとして、ブランドは新しく統一されたブランドのイメージを世界中へ発信することになりました。

ブランドカラーは白を基調にモノトーンの世界観で統一することと規定。

製品の魅力とブランド全体の世界観を
両立させるパッケージデザイン

Audio-Technicaには数多くの製品とパッケージがあります。私たちはパッケージのデザインについて、ブランドと各製品の個性をいかに両立させていくかを検討し、ブランドのフラッグシップモデルのパッケージを制作。今後展開されていく製品パッケージの基盤をデザインしました。

世界各国で使われるステーショナリのデザイン

名刺から封筒などのステーショナリデザインを世界共通で制作しました。製品をイメージした緻密で正確な設計でフィジカルなコミュニケーションでもブランドをアピールします。また、ステーショナリの基本デザインはすべてガイドラインに記載され、各国ごとに必要になるツールをガイドラインを参照しながらデザインすることができます。

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